[1] の略解がいうように $\displaystyle \frac{a_{0}}{4} + a_{1} = 0$ が必要条件であって、それが私の考えるように $\displaystyle \frac{a_{0}}{2} + a_{1} = 0$ の誤記だとするなら、命題「$\displaystyle \lim_{n \to \infty}a_{n} = 0$ ならば $\displaystyle \frac{a_{0}}{2} + a_{1} = 0$」が正しいということになります。まずそのように聞いてみます。本当に誤記ならば「正しい」と言ってくれるはずです。
回答を整形してみます。
「次に…であることを証明します」以降の後半部分は納得がいきます。前半部分は不肖、私には合っているのかいないのか判断できません。
では次に、上の質問文「『$\displaystyle \lim_{n \to \infty}a_{n} = 0$ ならば$\displaystyle \frac{a_{0}}{2} + a_{1} = 0$』は正しい?」の $\displaystyle \frac{a_{0}}{2} + a_{1}$ の部分を [1] の略解のように $\displaystyle \frac{a_{0}}{4} + a_{1}$ に書き換えて質問してみます。本当に誤記ならば「正しくない」と言ってくれるはずです。
あちゃー、期待に反して、正しいという結論が得られてしまいました。それに、質問文を 1 カ所書き換えただけなのに、ずいぶん文面が異なる印象です。回答を整形して確認してみましょう。
先ほどは最後の一文だけ読んで早とちりしてしまいましたが、よく読むとなんだか、質問文の命題が正しいことを私が望んでいるので、そうなるように無理やりひねくってやったぞ、というような回答に見えます。よって、きっとこの命題は正しくないのでしょう (そうだ、そうに違いない)。
という訳で、[1] の書に誤記がありそうだという私の考えになんとなく自信を持つことができました。しかし本当にそうなのか、私が何か勘違いしているんじゃないか、という可能性も排除しきれませんでした (情けなや)。結局のところ ChatGPT にしろその他の道具にしろ、過たず使いこなすにはその道に成熟していなければならないということかと思います。